キーンコーンカーンコーン…… 聞きなれたチャイムが4時間目の終了を告げた。 みんなは机をくっつけたり荷物を持って外に出たりしている。 私は、ただあの人を待っていた。 今日、来るのかな…… 来なかったら、どうしよう。 「れる〜蒼くんのとこ行ってくるけど今日も雪くん来るよね?」 桜が嬉しそうに私に聞く。 幸せそうだな……いいな、なんて 私には、思う資格もないのかもしれないけど。