「ん、今日は俺も手伝う」 え? 「…俺、料理出来っから」 「……すごいね…何でもできちゃうの?」 雪って、出来ないことあるのかな。 「最初から出来てたわけじゃねぇよ…」 そう少し悲しそうに言うから思わず雪の髪に触れた。 優しく撫でるとゆっくり目を閉じて気持ちよさそうに笑う。 「そうだよね、雪もいっぱい頑張って何でもできるようになったんだよね…?」 そういうと雪は“ん”といつものように短い言葉で返事をして私を抱きしめた。