きっと、

私は幸せになってはいけないんだと思う



『私ね─────』



あの子の最後の笑顔が

頭から離れない



きっと、

私の恋は叶わない


叶ってはいけないんだ



一人で泣く私を抱きしめるのは

「バカだな……」




無表情で、無愛想で

だけど、とても温かい


純白の雪のように綺麗な




名前も知らない君でした────