雨上がりの陽だまりで。~誰よりも優しい君に~



「紫色のこと、ほっとけない?」

悲しそうに笑いながら律は私の頭を撫でる。


「……力になりたいとは思うけど」

「けど?」


「今日は、律と過ごしたい」

紫色へのプレゼントは……

冬休みが開けてからで、良いかな。



「……そっか、うん行こ」

嬉しそうに笑って私の手を取った律。


今日は少し元気がないと思うのは

気のせいかな。