「雨……おいで」

ベッドの上に座って手を広げる君。


私はその腕の中に飛び込んだ。

「あぁー、やっぱ同棲っていいな」

私たちは同棲を始めた。


大学は無事合格し、その大学に近い紫色の家に一緒にすることになったんだ。


『一緒に暮らしませんか』

そう言われた時、嬉しすぎて泣いてしまった私を紫色は愛しそうに見つめて笑ってたっけ。


その笑顔を見て、やっぱり愛しいって思った。


「紫色?」

「んー」

「大好きだよ!」


私がそう笑えば君は頬を染めて
ベッドに私を押し倒す。

「バカそれ、煽ってるようにしか見えねぇわ」