「……うぅ……も、やだ」 私の涙を君は掬って優しく笑う。 「何があったの…?」 そう諭すように聞くんだ。 「これ…律のお母さんが……」 私は紫色にあのスマホを渡す。 「これ……読んだのか…」 優しく悲しそうに笑って私の頬を撫でる紫色の笑顔は、壊れてしまいそうで何だか怖った。 紫色も律のメモを読んで顔を歪める。 泣くのを我慢しているように。