次の日。
放課後になり、急いで自転車置場に向かった。
昨日の今日で、迷惑に思われるかもしれないけど……。
タイヤを確認したら、空気はオッケー。
今日はパンクしてないし、立ち漕ぎしてペダルを踏むと、浮き足立つ気分がさらに上がる。
青空が心地よい。
コシノサイクルに到着し、店の中をそっと覗いた。
航さんの背中が見え、赤い自転車のスタンドを立てた。
「こんにちは……」
航さんが、勢いをつけて振り向く。
「来たの」
「うん。すごくいい天気だよ。秋空が」
見て来た景色を伝えると、航さんが工具を台に置き、腕で汗を拭っていた。
そんな仕草に、昨日の妄想がリアルに浮かぶ。
「いいなあ。今の時期気持ちいいもんな」
「ちょっと暑いけどね。夕方なら涼しいかなぁ」
まだ残暑の空気は残っている。
航さんは、少し考えて私の顔を見た。
「暇なら、夕方河川敷行く?」
「えっ。い、行く」
や、やった。デートみたい……!
18時半、河川敷で待ち合わせの約束をして、一旦家に帰った。
放課後になり、急いで自転車置場に向かった。
昨日の今日で、迷惑に思われるかもしれないけど……。
タイヤを確認したら、空気はオッケー。
今日はパンクしてないし、立ち漕ぎしてペダルを踏むと、浮き足立つ気分がさらに上がる。
青空が心地よい。
コシノサイクルに到着し、店の中をそっと覗いた。
航さんの背中が見え、赤い自転車のスタンドを立てた。
「こんにちは……」
航さんが、勢いをつけて振り向く。
「来たの」
「うん。すごくいい天気だよ。秋空が」
見て来た景色を伝えると、航さんが工具を台に置き、腕で汗を拭っていた。
そんな仕草に、昨日の妄想がリアルに浮かぶ。
「いいなあ。今の時期気持ちいいもんな」
「ちょっと暑いけどね。夕方なら涼しいかなぁ」
まだ残暑の空気は残っている。
航さんは、少し考えて私の顔を見た。
「暇なら、夕方河川敷行く?」
「えっ。い、行く」
や、やった。デートみたい……!
18時半、河川敷で待ち合わせの約束をして、一旦家に帰った。