それから流れで一緒に登校した。
先輩は毎朝自主練をするために早く登校してるらしい。
住んでる場所は私が住む町の隣の市で、私の2駅前から乗るんだって。
話すのが苦手な私だけど、先輩が色々話題を出してくれて、学校に着く頃にはすっかり打ち解けてしまった。
「それじゃ、俺は音楽室行くから。課題頑張ってね」
「はい!先輩も練習頑張ってください」
ありがと〜と手を振って先輩は行ってしまった。
あー、結城先輩と話すの楽しかったな。
無意識に口角が上がっていたのを戻して、私は教室へ向かう。
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