どこからか怒鳴り声が聞こえたかと思うと、近くの物陰から誰かが飛び出してきた。 「きゃっ」 その人はそのままこっちに走ってきて私を後ろに引っ張ったかと思うと……私と悠介の間に立ちはだかった。 私には背が向けられてたので一瞬誰かわからなかったが…… 「ミナを傷つけてんのはどっちだよ」 ミナ……私をミナと呼ぶのはこの世で1人しかいない。 「こう、先輩……?」 そう、ここにいるはずのない先輩が、私の目の前にいるのだ。