それから私は手短に、今までのことを話した。
早くしないと部活始まっちゃうからね。
「ふーん……ミナ、彼氏いたんだ」
「えっと……黙ってて、すみません」
「謝らないでいいの!で、その彼氏が好きかどうかわからなくて悩んでるんだね」
「はい……」
「難しいな……好きって、人それぞれだと思うからね」
うーん、やっぱり難しいか……。
「でも俺は、そうだな……その人とずっと一緒にいたい、たくさん話したい、いろんなところ行きたい……そんな人が、好きな人なんだと思うよ」
「ずっと一緒にいたい人……?」
なるほど。
確かに、好きな曲はずっと聞いていたいし、好きなことはずっとしていたい。
それと同じか!
「なんとなくわかりました、ありがとうございます」
「そっか、よかったよ!……あ、あと」
『部活始めます!』
「「……あ」」
「部活始まっちゃう、じゃあミナまた後で!」
「はい、ほんとにありがとうございました!」
