「……えっ?」
「少しだけ、俺の話を聞いて……」
「う、うん……」
なんだろう。
悠介の声がさっきまでのものとは違う。
すごく、真剣な声。
「俺がラウンジにいたのは、ほんとは売店に行ったついでじゃない。俺の部屋の前の廊下から、あそこに小湊さんが座ってるのが見えたからなんだ」
「どういうこと……?」
「俺は……小湊さんと話したくてラウンジに行った。俺はっ……入学式の日に、小湊さんに一目惚れした。
小湊さんが、好きなんだ……っ」
……は?
悠介が、私を、好き?
「俺と、付き合ってください……!」
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