1日目の夜、私はホテルのラウンジで1人景色を眺めていた。
同じ部屋の人たちは皆、他の部屋へ遊びに行ってしまった。

特にやることもなかったので、売店でお土産を買って、暇つぶしに景色を眺めてたってわけ。
私は夜景がすごく好き。いくらでも眺めていられる。


このまま消灯時間ギリギリまでずっとここにいてもいいかもな……。


そんなことを考えていたら、ふと背後に人の気配を感じた。

振り向くと、同じクラスの男子が。
名前は……わかんないや。