遥華に、

「校舎裏、行ってくる。危険だから暗くなる前に早く帰って。」

と伝えてから、校舎裏に向かう。
校舎裏に着くと、そこには、キレイ系の女の子がうつむいて立っていた。

「ごめん!遅れちゃった。待った?」

と声を掛けると顔を真っ赤にして私の顔を見ると、

「あ、あの!私、同じクラスの速水詩帆っていいます。その、前に先輩に絡まれてる時に葉音さんに助けてもらって、その時からずっと好きでした!」

と叫ぶように言った。

うーん。そんなこともあったような…
いっぱいありすぎてわからないような…