家に帰ってからも、寝る時になっても葉音ちゃんの真っ赤な顔が頭から離れなくて、
明日覚えてろってこの場にいない葉音ちゃんに伝えると、目をつぶった。

次の日、学校に行くと、グラウンドの前にものすごい人だかりができていた。
近づくとまた、葉音ちゃんがいた。
今度は、男子とサッカー対決するらしい。

サッカーをする=他の男が葉音ちゃんに触る。

という計算式を頭の中で完成させると阻止しようと、人だかりの中を進んで葉音ちゃんに近づいた。