愛するもの。愛すべきもの。





「さ、ご飯出来たから食べれる?」



先生の右手が顔に触れると、垂れていた髪を耳にかけられた。




「うん」



首を縦に振ると、先生のエスコートでリビングまで移動した。








「そういえばどうしてココに?」



先生が作ってくれたご飯を食べながら、ふとした疑問を問いかけた。




準備室に行ったとこまでの記憶はあるが、その後の記憶が全くない。




「キスしてたら酸欠かな?倒れたから連れてきた」




結果的に先生の家に来ることになってしまったみたいだ。



「もう遅いし泊まってくだろ?」




なんか断りにくい雰囲気。




若干不本意だが、承諾しか出来なかった。