「おいで?」 視線が絡み合ったのが合図に、二つの影が重なった。 まるで断らせないと言わんばかりに呼吸を許してくれない。 身体中が熱をもって頭がクラクラしてきた。 なんだったっけ? 何か言わなきゃいけなかったのに………… 頭がボー…としてきて何も考えれないや。 もう、いいか………。