ヤンキーくんに溺愛された臆病ウサギちゃん

ふわっ


えっ……


「し……真くん⁉︎」


勢いよく浮いたあたしの体。
あたしは真くんに抱き上げられていた


そういえば、昨日倒れた時も
運んでくれたみたいだったし。


「真くん、降ろして!」


じゃないとあたしの心臓が!


手足をばたつかせてみた。


「暴れんな。すぐ着くから我慢して?」

真くんはすっごく優しい顔をあたしに向けた。

ずるい…
そんな顔されちゃ敵わないよ……