「普通の幼なじみは相手のことをずーっと考えてたりしないの!!」

「あの秋本じゃ心配にもなるよ!!」




一人じゃ何もできない、どうしようもない高校生なんだから。




「ふとした瞬間、頭にぱっとその人の顔が思い浮かぶ。それってその人が一番大事な存在ってことなんだよ!!」



一番、大切な人…

秋本の笑顔を思い浮かべると、胸がドキッとしたり、締め付けられるような気持になったり…



これが、恋なの…?



「…っ!」

「あ、赤くなった!!やーっと自覚したか……あとはおばあちゃんを説得してこっちに来てもらうだけか…」

「あ、それなんだけど……」



あたしの気持ちは、今決まった。

この気持ちが恋なら、あたしは…



_あたしの選択肢は、1つしかない。