「園崎、もう終わりにしろ」
「終わりにって、何をよ!」
「これ以上、惨めで胸張って生きられないような生き方すんなって言ってんだ」
「あたしはっ、別に惨めな生き方なんてっ……」
園崎さんの瞳が揺れている。
それを、夏樹君は見逃さなかった。
「園崎、誰かの希望を奪った過去は、苦しくなかったか?」
「それは……っ」
「罪を抱えて生きる辛さも、それを認める怖さも……俺は理解できる。だからこそ、園崎にも過ちを犯したこの場所からやり直してほしい」
夏樹君は諭すように言った。
その言葉の一つ一つは重くて、私は自分だけが辛い思いをしていたのだと思っていたことが恥ずかしくなった。
傷つけた方も、私と同じくらい痛かったのかもしれない。
「わかる……なんて嘘じゃん」
だけど、園崎さんの目は怒りに震えていた。


