春が来たら、桜の花びら降らせてね


「後悔は残すとずっと胸の奥に残って、後ろめたさと罪悪感を抱いたまま、自信や心を失ったまま生きていかなきゃならない」

夏樹君の言う通り、私の中にある後悔は望んだことだ。

それは、居場所だったり、笑う事だったり、話したいという意欲だったり、さまざまだけど。

望んだから失い、今も喪失感を抱えたまま、孤独に生きてる。

「それを終わりにして、俺は冬菜とこれからの人生を一緒に生きていくために、ここに来た」

夏樹君の、言いたいことはわかった。
だけど、私はそれを受け入れられなくて、静かに首を横に振る。

「冬菜、どうしてだ?」

悲しげに聞き返されて、私は自分のスクールバックからスマホを取り出した。

そして、久しぶりに使うメモアプリを起動して返事を返す。