「つれないな、小学生からの仲じゃん」
「小学校が一緒だったってだけだろ」
しかも、態度が急に冷たくなった。
夏樹君……?
心配になって夏樹君を見つめると、視線に気づいた夏樹君が気まずそうに私から視線を逸らす。
いつも真っすぐに目を見つめてくる夏樹君が、私から目をそらすなんて……。
目線をそらされたことは悲しいが、それ以上に何があったんだろうと心配になる。
「あら、佐伯君と知り合いだったのね」
「はい」
保坂先生の言葉に、園崎さんが頷く。
「隣は原田さんが座ってるから……あ、列は変わってしまうけれど、その反対側の隣の席なんてどうかしら」
「原田……?」
園崎さんの視線がゆっくりと私に向けられる。
ドクンッと、心臓が嫌な音を立ててざわめきだした。
まじまじと見られて、緊張が増す。
クラス中の視線が向けられているようで、怖くなった。


