【完】恋のおまじないNo.2

「もう、みんなにお前がイトコだって話すから」



「それだけは言わないで!」



「なんでだよ」



軽く睨むと、申し訳なさそうに伏し目がちになる。



「クラスの子に聞いたの…カズマってモテるんだよね。転校して肩身狭いし、しばらくこのままでいたいの」



「は?言ってる意味がわかんねーよ」



突き放すように言うと、今度は涙目になってる。



いや正確には、さっきの涙が目頭に残ってる…だけどな?



「カズマとイトコなんて、恋愛対象にならないってわかっちゃう。他の子より少し仲のいい友達ってことで、みんなとカズマの話題を共有したいの」



ますます意味がわかんねぇ。



「なにが言いたい?」



「クラスの子たち、あたしの苦手な恋愛話が好きだし…しばらくカズマの話題で間を持たせようかなって」



どんな策略だよ。



「手に負えねーな」