「カズマから紫藤くんに伝えてもらってもいい?」




「わかった」




最初は紫藤くんと桃ちゃんのことを反対していたカズマだけど、最近では協力的。




やっぱりあのふたりはお似合いだもんね!




「そうそう、転校生ウチのクラスにも来たんだよー。超美少女!モデルみたいなんだ~」




「へー…」




全く興味なさそう。




うん…カズマはいつもこうだもんね。




女の子の話題にはほとんど食いつかない。




「じゃーな」




特に会話することもなく、カズマは家に入っていった。




なんとなく…もう少し話したかったけど仕方ないよね。




あたしも家に帰ることにした。