【完】恋のおまじないNo.2

「相手にしなくていーから」



カズマはそう言うけど、あたしはちょっと興味ある。



ハグ……されたいかも。



「カズマ……」



「そーだっ。前さ、リサちゃんて子がカズマの家に来たじゃん。今どうしてる?」



紫藤くん、いきなりどうしたんだろ。



それはカズマも同じみたいで、更に眉をひそめている。



「なんで今リサの話なんだよ」



「カズマに積極的だったよな。あの子にはハグしたのか?」




「するかよっ」



あーあ、カズマの機嫌がますます悪くなってきた。



リサちゃんか……懐かしいな。



新羽くんが去ったあとしばらくして、リサちゃんも家に戻ることになったの。



ただの偶然だけど、ホント同じタイミングだったね。



そしてリサちゃんには、カズマのことよろしくって頼まれたの。



責られることも、多かったけど……どうしてかすんなりと。



カズマがなにか言ったのかな?



そのへんは特に確かめてないんだよね。



「でもさー、おかしくね?なんであんなにアッサリ引き下がったんだ?カズマのこと好きだったんだろ」