【完】恋のおまじないNo.2

「くっ……」



そうなのか?



新羽が……ゆめを。



「言い返さへんちゅーことは負けを認めた」



「いや……そうじゃない」



ここで俺のだと言ったところで、10年以上かかってもゆめの気持ちを手に入れられなかった俺が言っても説得力がない。



新羽みたいなやつが、あっさりゆめの気持ちを手に入れることも否定はできない。



人の懐に入るの得意そうだからな。



「はー、煮え切らんやっちゃな。そんなやからいつまでたっても……」



「自覚してる。苦手なんだ、自分の気持ちをストレートに言葉にするのが」



「ふんふん、やけど伝わらへんよ」



そうなんだろうけど……無理するとムキになったり、いつもと違う行動を起こしてしまったりする。



それなら……。