桃ちゃんを見ると、不安そうにあたしを見ている。



え…なんだろう。



近づくと、桃ちゃんが困り顔でしがみついてきた。



「紫藤くんの人気がもっとでちゃう、やっぱり宇佐美さんの言う通りかもしれない。さっきは怒ってごめんね」



「まだ紫藤くんが出るって決まったわけじゃないよ!?」



「わかんないけど、クラスじゃなくてもサッカー部として出る可能性はあるよね。やだよぉ…せっかく近付けたのにまた遠い存在になりたくないよ」



ギュッとあたしの制服の袖を掴む。



「桃ちゃんがそう思うなら…なんとか気持ちを伝えよう!あたしも手伝うよ」



「ありがとう宇佐美さん。あたし…頑張って告白する」



うわぁ…桃ちゃんが決心した。



告白するって言ったよね!?



これから、すごいことが起きそうな予感がする。