【完】恋のおまじないNo.2

「はーっ。ゆめの朝は忙しいな。どうりでいつもギリギリなのか」



「そうなんだよね。毎日カズマが来てくれたら、少しは早くなるかも。明日も来てね」



にっこり笑顔でお願いすると、ため息をついている。



「もう嫌になった?」



「そーじゃねぇの。嫌なやつだなー、ゆめって」



ええっ?



「嫌いってこと?」



問いかけてるのに、先に玄関を出ていく。



「ねぇっ、カズマ…」



「逆だよ」



「逆?どういうことなの?」



聞いてもカズマは教えてくれない。



代わりに、自分で考えろだって。



わかんないから聞いてるのに!



相変わらず言葉が全然足りない。



「むー」



「むーってなんだよ。言葉で言えよな」



「カズマが教えてくれないからだよ?」



「そんなことより、おまじないの新作でねーの?今なら聞いてやるから」



「そんなに簡単に出てこないよ」



家の前で話していると、カズマの家からリサちゃんが出てきた。