【完】恋のおまじないNo.2

「カズマが泣いたらあかんから、今日のところは一緒に帰ってやり」




え!?




新羽がゆめのカバンを持ったあとその背中を押し、俺と一緒に教室の外まで連れて行く。




「ほなまた明日。仲よくしーや」




言われるがままに教室を出て、ゆめもそのまま歩きだしたからふたりで帰ることになった。




「突然…ごめんな」




「ううん…」




「えと…」




「…………」




俺たちに不似合な沈黙の嵐。




いや、いつも俺が喋らなくても、ゆめがたくさん話してくれたんだ。




だからいつも楽しかった。




突き放すのは簡単で…それでも、一生懸命ゆめは俺に語りかけていた。




今日は、俺が頑張る日だよな。




「手、つなぐ?」




「えっ…ええっ!?どうしたのカズマ!!」




さすがのゆめも、黙っちゃいられないみたいだ。