【完】恋のおまじないNo.2

悔しいけど、こればっかりは仕方がない。



俺は無駄にエネルギーを使うのが苦手だし、動く前に色々考えてしまう。



夢みたいなことばっかり言ってるゆめには、ああいう男の方が合ってるのか…。



しばらく新羽に任せようって思ったのに、諦めきれない。



何事も、粘り強くやる方じゃない。



無理なことには手を出さないし、何事にも準備が必要で、行き当たりばったりの出来事なんてごめんだ。



面倒なことには手を出したくない…。



それなのに…。



やっぱり俺は、ゆめのことになると目の前が見えなくなる。



勝算なんてまるでないのに、気持ちはゆめだけに向いている。



諦めることなんて…ずっと、できなかった。



自分のものにしたいとかそういうことより、ただ見守っていたかった。



嫌われない範囲で側にいて、あいつのできないところをフォローする。



表には出さないけど…それが正解だって、ずっと信じてたんだ。