付かず離れず、ずっと寄り添っていた。



そんなカズマがあたしの決断により離れてしまうんじゃないかって…それが怖かった。



けど、そうじゃないんだね。



いつまでも、いい友達で…かぁ。



カズマとならそうなれる自信がある。



そしてもしも、あたしがいつか恋する相手が…カズマならいいな、とさえ思えてくる。



それだけ、あたしにとってカズマの存在は大きいものだから。



それはまだ、秘密だけどね。



「なんだそれ。崩れ落ちるほど不安だった?」



「うん。カズマを怒らせたら怖いもん」



「なに?」



「へへっ。なんてね!ありがとう…カズマの気持ち大切にしまっておくね」



「おう」



これがあたしたちの形。



恋とか愛とか、まだよくわからない…。