【完】恋のおまじないNo.2

「恋のおまじない?なにこれ」




「さっき言ったよね。人の恋を応援するのが好きなんだ~。あたしのおまじない、結構効きめあるんだよ」




リサちゃんに渡したのは、恋のおまじないのビラ。




「からかってる?おまじないとか、とっくに卒業してるよ。小学生じゃないんだから」




バカにしたようにビラをくしゃくしゃにしてしまった。




ひどい…。




今まで冷たい言葉を浴びせられることはあっても、目の前でそうされたのは初めてだった。




「もしリサちゃんに好きな人がいるなら、おまじないを教えるね。わかってもらえないかもしれないけど、今は自分のことより人を応援することで精いっぱいなんだ。また、いつでも話しかけてね」




なんだか今は泣いてしまいそう。



あたしが勝手に渡したし、リサちゃんが迷惑してることもわかってる。



それでも…全否定された上にこんなの、やっぱり辛いよ。



カズマのことで思うような答えが返ってこないのが気に障ったのかな。



リサちゃんを残して、急いで家に入った。