【完】恋のおまじないNo.2

「へへっ。リサちゃんが心配で、つい」



「ありがと~、ゆめちゃん優しいね。ねぇ、カズマって学校ですごくモテるんだよね?歴代彼女ってどんな子たちだった?今は好きな子いるのかな」



歴代彼女…それは、西内さんが初めての彼女で、それで今はフリーだけど…。



この間された告白は、あたしへのもので。



ちょっと、説明しづらい。



「う、うーん…そうだね。前の彼女は学校一の美少女だよ。今は…好きな子、いないんじゃないかな」




「そうなんだ~。カズマみたいな無愛想男子、どこがいいんだろうね。あたしは嫌だな~。ゆめちゃんもそう思うよね?」




西内さんは性格もよさそうだし、なんとなく付き合って簡単に傷つけたカズマがいけないと思う。



無愛想だし、イジワルだけど…絶対に嫌かというとそうじゃない。



幼なじみとしては好きだし、もし付き合うなら…。



って、あたしはなにを考えてるの!?



ないないない…。



好きとかそういう気持ちがわかないし、そもそも付き合うってなに?



お互いが思い合って、好きっていう感情が高まって…桃ちゃんみたく、いつも紫藤くんのことを考えるぐらいの関係じゃなきゃいけないよね。



「あたし…よくわかんないや。恥かしながら、初恋もまだなの」




「え」