空の色をおしえて


彼はゆっくりと立ち上がるとわたしの方を振り向いた。
まっすぐに、ただ見つめ合う。







「さようなら……」







潤んだ美しい瞳の奥が、ゆらゆらと風に揺れているかのように見えた。


告げられた必然的な別れが、徐々にわたしの心に浸透していく。
そして、深淵のような深い悲しみが体中に広がった。


熱いものが頬を伝う。
去っていく彼の輪郭が滲んだ。