彼と私の優先順位

「ねぇねぇ、それで?
人前では冷静ぶってる慧が何て言ったのよ?
同棲したい、とか?」

相変わらずニヤニヤ顔の亜衣を見て。

カアアッと一気に熱をもつ私の頬。


「な、内緒っ。
あっ、慧が来たみたい!」



スマートフォンの着信を見ながら私は逃げるように玄関に向かう。

今日もこれからもずっと、大好きな人を迎えるために。