「……そのままだけど。
結奈、そんな風に感情的に言い返したりしなかっただろ?
もっと俺がすることに冷静だったし、受け入れてくれてた」
「……慧。
私がどんな思いでそうしてたか……知ってる……?」
ポツリと言葉が一滴の雫のように零れて。
波紋が広がるように。
私の言葉は止まらなくなった。
「……あの日観覧車の中で、私言ったよね?
慧に、自分の気持ちが言えなかったって。
喧嘩したくなかったし、慧に嫌われたくなかったって。
だから我慢してる自分がいて。
だけど慧が好きな分、それがどんどん辛くなったって」
「……わかってる」
明らかに不機嫌そうな表情の慧に。
私の気持ちがどんどん萎んでいく。
感情が悲しいくらいに冷えていく。
「……もう、いいよ」
呟いた言葉に慧が反応する。
「もういいって、何が?」
「……慧は結局、反論せずに自分の意見を言わない私が好きなんだよ……。
慧はやっぱり、あの頃から変わってないんだよ……」
「結奈、何言って……」
「もう、いいよ。
もう無理だよ、ごめん」
これ以上話すと涙が零れ落ちそうで。
でも慧の前でそれだけはしたくなくて。
鞄を探って代金を置いて。
私は立ち上がった。
そのままお店を飛び出した。
「ちょっ……結奈!」
結奈、そんな風に感情的に言い返したりしなかっただろ?
もっと俺がすることに冷静だったし、受け入れてくれてた」
「……慧。
私がどんな思いでそうしてたか……知ってる……?」
ポツリと言葉が一滴の雫のように零れて。
波紋が広がるように。
私の言葉は止まらなくなった。
「……あの日観覧車の中で、私言ったよね?
慧に、自分の気持ちが言えなかったって。
喧嘩したくなかったし、慧に嫌われたくなかったって。
だから我慢してる自分がいて。
だけど慧が好きな分、それがどんどん辛くなったって」
「……わかってる」
明らかに不機嫌そうな表情の慧に。
私の気持ちがどんどん萎んでいく。
感情が悲しいくらいに冷えていく。
「……もう、いいよ」
呟いた言葉に慧が反応する。
「もういいって、何が?」
「……慧は結局、反論せずに自分の意見を言わない私が好きなんだよ……。
慧はやっぱり、あの頃から変わってないんだよ……」
「結奈、何言って……」
「もう、いいよ。
もう無理だよ、ごめん」
これ以上話すと涙が零れ落ちそうで。
でも慧の前でそれだけはしたくなくて。
鞄を探って代金を置いて。
私は立ち上がった。
そのままお店を飛び出した。
「ちょっ……結奈!」

