「大事な彼女を守るのは彼氏の役目だから。
……俺以外、誰にも結奈には触れてほしくないし、触れさせたくない」
真剣な声で言われて。
胸がキュウッとなる。
心臓のドキドキが痛いくらい。
繋いだ手から慧の高い体温と気持ちが流れ込む。
その痛みを誤魔化すように、私は無理矢理、話題を変える。
「け、慧、今日は亜衣達と会うんじゃなかったの?」
「……結奈が来ないから延期になったんだよ。
で、今日出社したらいきなり歓迎会だって言われた」
「……そ、なんだ。
あ、あのさ、……何かお礼、するよ……。
歓迎会、途中退席してもらっちゃったし」
「結奈は俺の大切な彼女なんだから、そんなこと気にしなくていいの」
変な遠慮するな、と不貞腐れたように言う慧に。
だって、と引かない私が押し問答をしていると。
困り顔の慧がゆっくり微笑んだ。
「……本当にそういうのいらないんだけど……結奈、頑固だからなぁ……。
じゃ、結奈、明日デートしよ?」
「えっ?
それってお礼になっていないんじゃ……」
「カーテン、一緒に選んでほしいんだ。
寝室のカーテンを遮光カーテンに変えたいんだよ。
今、遮光カーテンじゃないから、眩しくてさ。
お礼になるだろ?」
「……慧がそれでいいなら……」
何だかお礼とは程遠いけれど。
慧がそれで納得してくれるなら、と私は頷いた。
「じゃあ、明日の朝十時に結奈のマンションのエントランス前で待ってるから」
そう言って慧は目を細めて微笑んだ。
タクシーが私の自宅マンションの近くに着いて。
慧は私と一緒に降りた。
……俺以外、誰にも結奈には触れてほしくないし、触れさせたくない」
真剣な声で言われて。
胸がキュウッとなる。
心臓のドキドキが痛いくらい。
繋いだ手から慧の高い体温と気持ちが流れ込む。
その痛みを誤魔化すように、私は無理矢理、話題を変える。
「け、慧、今日は亜衣達と会うんじゃなかったの?」
「……結奈が来ないから延期になったんだよ。
で、今日出社したらいきなり歓迎会だって言われた」
「……そ、なんだ。
あ、あのさ、……何かお礼、するよ……。
歓迎会、途中退席してもらっちゃったし」
「結奈は俺の大切な彼女なんだから、そんなこと気にしなくていいの」
変な遠慮するな、と不貞腐れたように言う慧に。
だって、と引かない私が押し問答をしていると。
困り顔の慧がゆっくり微笑んだ。
「……本当にそういうのいらないんだけど……結奈、頑固だからなぁ……。
じゃ、結奈、明日デートしよ?」
「えっ?
それってお礼になっていないんじゃ……」
「カーテン、一緒に選んでほしいんだ。
寝室のカーテンを遮光カーテンに変えたいんだよ。
今、遮光カーテンじゃないから、眩しくてさ。
お礼になるだろ?」
「……慧がそれでいいなら……」
何だかお礼とは程遠いけれど。
慧がそれで納得してくれるなら、と私は頷いた。
「じゃあ、明日の朝十時に結奈のマンションのエントランス前で待ってるから」
そう言って慧は目を細めて微笑んだ。
タクシーが私の自宅マンションの近くに着いて。
慧は私と一緒に降りた。

