ダサ倉君に焦がれたい






あたし、何言ってるんだろう。

なに堂々発言しているんだろう。

自分に驚くと同時に、鼓動も最高潮に達する。





発火しそうなほど真っ赤なあたしの顔を、くいっと上げる朝倉君。

その切れ長の瞳と視線がぶつかり、気を失いそうになる。

やっぱりかっこいい。

こんなかっこいい人……







「つきあって」




朝倉君の甘い言葉に耳を疑う。




「僕とつきあって。

つばさちゃんにこれ以上迷惑かけられないから……

ダサ倉やめるから……」