こんな訳で、土曜日、朝倉君と章司君の友達とバーベキューをすることになった。 朝倉君とそれについて話したいのに、つばさちゃんと呼ばれたいのに、学校で会うことはなかった。 あるとすれば、CMや歌番組で見るくらいだ。 そしていちいちドキドキして、その歌には胸を焦がした。 こんなにもかっこよくて凄い人だと認識すれば、それだけ朝倉君が遠くに行ってしまうようで。 やっと朝倉君に会える土曜日を、ずっとずっと待っていた。