そして……






「すごい人だね!」




章司君が目を丸くする。

そんな章司君と一緒に、あたしも身体を震わせていた。




いつもは隣にいるすばるくんなのに……ダサ倉なのに、すばるくんに焦がれる人がこんなにいるなんて。

こんなに多くの人がsandを待ち、sandに狂うなんて!

そんなことを考えるだけで胸が熱くなる。

すごいすごいすばるくんなのに、こんなあたしを選んでくれてありがとう。