ちょっと待って。

なんであたしが呆れるの?




どぎまぎしながらすばるくんに聞くと、悲しげにあたしに告げる。





「だって、sandのことはずっと黙ってたんだよ?

怒りに任せて秘密を暴露して。

それで、気まずくて学校にも行けなくなって」



「でも、すっごくかっこよかったよ」






すばるくんの歌に、みんなが釘付けになっていた。

もちろんあたしも、胸がじんじんして止まらなかったよ。

やっぱりすばるくん、すごいなぁと思った。

さすがだと思った。