胸のときめきが止まらない。 夢のようなライブだった。 あたし、あんなに凄くてかっこいい人と…… 「つばさ、やっぱりsand良かったね」 大興奮の章司君に、うんと頷くしか出来ないあたし。 あたしの胸は破裂しそうで、顔は発火しそうで。 今はすばるくん……いや、SUのことしか考えられない。 「俺、ますますファンになっちゃった! しかもSU、こっち見てたよね」 その言葉にどきりとする。 やっぱり章司君もそう思ったんだ。 彼の瞳にあたしは映ってたの?