「今日はまだ頑張れそうだ」 「俺も。明日は休みだし、もう一踏ん張りやりますか」 伸ばした腕を左右に振りながら秀俊が気合いを入れる。 やれる。 やる気は漲っている、頭はクリア。 隣には同じく勉学に励む友がいる。 「しかし腹減ったなー」 「だな。腹を空かせた男が二人。時刻は現在、夜八 時。家では晩飯が待っている。とくれば?」 「「コンビニ!」」 声を重ねて答えを導き出す。