※※※ 放課後の図書室は快適だった。 音楽こそないけれど、耳に届くのは紙の捲れる音とペンを走らせる音。 ひたすらパラパラ、カリカリ、繰り返し。 雑音どころか呼吸音すら聞こえない、まさに勉強のためだけの空間。 隣に座る秀俊がノートに落書きしているがそんなことじゃ乱されない。 もういっそのことここに住みたいとさえ思ってしまう。 帰ればあいつが待っている。