「理不尽だ」 「仕方ないさ。俺たちは学生だ」 何も知らない秀俊はアホ面でメロンパンを頬張っている。 理不尽だ。 どうしてこいつはこんなアホ面をしているんだ。 「って言うか根詰めすぎじゃね?最近寝不足続きじゃん」 「勉強のせいで寝不足なんじゃないよ。俺はいま絶望的に参ってるんだ」 「何?女?」 そう、その通り。 全ての根源はあの女。 だけど参ってるのは秀俊が考えてるような甘酸っぱいもんが理由じゃない。 現実は激辛、激渋、激不味だ。