「ねえ。あんたの家族って昔からああなの」 不意に、椿が口を開く。 「ああって何?」 「普通は赤の他人を家族だなんて言わないんじゃない」 そればかりは俺も椿に同感だ。 本当に、こんな得体の知れない他人を、家族の一員に加えるなんて、どうかしてる。 でもー 「そう……かも。どこか抜けてるっていうか、お人好しが過ぎるっていうか、とにかくちょっと変なとこは昔からだな」