だったらあんたが堕ちてくれ



高校三年の春。

俺は柴崎に告白された。

倉留莉香には素直過ぎてはだめだと言われたが、それでも俺はー

優しい人でありたいと思った。

穏やかでありたいと思った。

心配りができる人でありたいと思った。

綺麗な言葉を使いたいと思った。

笑顔を絶やさない人でありたいと思った。

素直でありたいと思った。

幸せにでありたいと思った。