「私ね、彼氏に浮気されてたの。もうずっと。一年以上。
電車にしか興味ないと思ってたんだけどね。違ったみたい。あの人も所詮は男だったのね。でも我慢できた。
付き合って長かったし、あの人も変わらず優しかったし。だから、いつかは、戻ってきてくれるって思ってた。だから我慢できた。待っていられた。
だってそうでしょう?八年よ?私とあの人とは八年も一緒だったの。それを今更切り捨てられるはずがないじゃない?
青春も、若さも、時間も。全てを捧げてきたんだもの。それを全部なかったことになんて、私にはできなかった。
浮気したことを謝って、結婚すると信じてた」


