だったらあんたが堕ちてくれ


※※※

つつがなく全部の展示物を見終わって外に出る。

もう手は繋いでいない。

一度話されたそれを椿はもう一度掴むことはなかった。

俺もまた然り。

椿から発せられる空気感に気圧されて、心臓の奥がもやもやして、結局手を掴むことはできなかった。