「お、おう」 「じゃあまた、新学期に。冷えるからインフルには気をつけてくださいね」 声が遠退き、足音が消え、そのうちに姿も見えなくなる。 「どっか寄る?」 「パンケーキ」 「食いたいのか?」 椿はこくりと頷く。 なんでも散歩をしてたら見つけて、ずっと気になっていたらしい。 澄んだ空気の中をゆっくりと歩く。 会話はぽつぽつ。