だったらあんたが堕ちてくれ


数百メートルに渡り施された電飾の中、道は多くの人で埋め尽くされている。

だけどどの人たちも電飾に視線を向けていて子供を探している気配はない。

「今日はイルミネーション見にきたのか?」

「うん」

「ツリーは見た?」

「まだだよ。最後にツリーを見ようって、ツリーはシメだって、お母さんが」

「よし、行ってみよう!」

少年を不安にさせないよう周りの電飾を楽しみながら移動する。